開館9周年記念講演
『近江の朝鮮通信使』

 江戸時代、十二度にわたって、日本側の招聘により、毎年五百名近い外交使節団が朝鮮から派遣されてきました。そして両国の関係が平和・対等・善隣の関係であることを確かめ合いました。ソウルから江戸までの往復の道筋では異国の人々の行列を一目見ようととした人々、また一行の接待に携わった人々で賑わいました。一行は琵琶湖の風光を楽しみ、沿道各地で丁重なおもてなしを受けました。その記録を訪ねながら「誠信の交わり」の意味を考えます。

講演:仲尾 宏 氏(京都造形芸術大学客員教授)

1936年、京都生まれ。日朝関係史学者。
1960年、同志社大学法学部政治学科卒業。
京都芸術短期大学・京都造形芸術大学教授を経て、2007年京都造形芸術大学客員教授。(公財)世界人権問題センター理事(研究第三部長)。前近代日朝関係史、朝鮮通信使を研究。

【共著】
『朝鮮通信使 江戸日本の誠信外交』2007年・岩波新書
『朝鮮通信使と京都』2011年・人権問題研究叢書
『朝鮮通信使の足跡 日朝関係史論』2011年・明石書店
ほか多数



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