近江の古代豪族と渡来人T
第2回 佐々貴山君と蒲生郡の渡来人

 「近江の古代豪族と渡来人T」の第2回は、蒲生郡だけでなく、神崎郡にも大きな勢力を持っていた、佐々貴山君(ささきやまのきみ)を取り上げ、この地域で展開した渡来文化との関わりを考える。
 佐々貴山君は、栗太郡の豪族小槻山君・高島郡北部の豪族角山君(つのやまのきみ)とともに、「山君」という特異なカバネをもち、大和政権と強いつながりを持っている。そして、蒲生郡・神崎郡には白村江の敗戦後亡命した、百済の遺民が多く配置されたことでもよく知られているが、それよりも前から、独自の渡来文化が栄えていたことも忘れてはならない。
 

講演:大橋 信弥 氏(近江古代史研究会代表)

1945年、生まれ。
1967年立命館大学大学院文学研究科日本史学専攻修士課程修了。
元滋賀県立安土城考古博物館学芸課長、現在近江古代史研究会代表。

【共著】
『継体天皇と即位の謎』
『古代豪族と渡来人』
『日本古代の王権と氏族』
『日本古代国家の成立と息長氏』(吉川弘文館)

【編著】
『ヤマト王権と渡来人』(サンライズ出版)
『新・史跡でつづる古代の近江』(ミネルヴァ書房)



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