開館11周年記念講演
『古代近江と東アジア−大津京1350年を考える−』

 667年に近江に大津京が営まれ、大津が日本の首都になってから1350年になります。なぜにこの時に大津に遷都されたのかについてはなお議論が落ち着いていませんが、当時の激動の東アジア情勢を踏まえて、その原因、理由を探ります。
 私自身はそこに天智天皇の大きな決断があったと思っていますが、少なくとも言えることは、この遷都は国際的環境の中で考えねばならないという事です。日本の歴史は、東アジアとともに刻まれてきたことを見逃さないようにして、話を進めていきたいと思います。

講演:井上 満郎 氏(京都市歴史資料館 館長)

1940年、京都市に生まれる。
1959年4月京都学芸大学(現・京都教育大学)学芸学部入学。翌年3月中退。
1960年4月京都大学文学部入学。史学科国史学専攻卒業。
1964年4月京都大学大学院文学研究科国史学専攻修士課程入学、1966年博士課程進学。
現在、京都市歴史資料館館長、京都市埋蔵文化財研究所所長。京都産業大学名誉教授。

【著書】
『京都・よみがえる古代』ミネルヴァ書房
『秦河勝』吉川弘文館
『古代の日本と渡来人』明石書店
『桓武天皇と平安京』吉川弘文館
ほか多数



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