開館12周年記念講演
『藤原氏の成立と古代国家』

 藤原氏は天皇家と並んで、日本の歴史のもう一つの主役でした。中臣鎌足がこの氏を賜ってから国家が形成される七世紀後半、八世紀の古代国家の成熟過程、そして平安時代に新しい国家体制に転換する過程、もちろん摂関政治や院政、さらには中世の武家社会から近世、近代においてさえも、藤原氏は常にその中枢を占め続けました。今回は、主に古代国家の成立過程における藤原氏の成立と権力掌握過程を中心として、藤原氏の姿を描いていきたいと思います。

講演:倉本 一宏 氏
(国際日本文化研究センター教授)

1958年、三重県津市生まれ。
東京大学大学院人文科学研究科国史学専門課程博士課程修了
【著書】
『一条天皇』『壬申の乱』他多数 吉川弘文館
『三条天皇』『藤原伊周・隆家』ミネルヴァ書房
『藤原道長の日常生活』『戦争の日本古代史』講談社現代新書
『藤原道長の権力と欲望』文春新書
ほか多数



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